装丁と中身

自費出版においても、装丁にこだわることは大事です。例えば表紙は、ページ部分を守ったり、どんな内容かを明示したりすることができます。自費出版をしたいと思ったその時代の時々においてどのような装丁がいいかが変わってくることもあるかもしれません。また表紙を含んだ本の本体と、カバーなどは別料金であることが多いので気をつけたいところです。
さらに、本棚などに収納された場合に一番初めに目につく本を綴じ込んだ背表紙の部分、ここを丸型にしたり角ばらせたりと、充分にこだわりを盛り込むことができます。
そして表紙と本体を結んでいる見返し部分には、本の雰囲気を見せる効果があり、表紙の色を明る目にした場合、この見返し部分の色を渋くするといいというようなポイントもあります。結び目という役割が強いので、上等な紙を使うことを優先するべきかもしれません。
全体で見ると、表表紙、前見返し、中表紙、和紙、口絵、写真集、前書き、目次、本文+参考文献、後書、奥付、後見返し、裏表紙となります。
古い時代の欧米などでは、現在一般的となっているような表紙が本につけられていなく、中表紙から見える形で売られていたそうです。読者は、手にした本を買い、むしろ長い間の保存を目的として表紙をつけることになったようです。それぞれ好みのまま、表紙を動物の皮などあしらったり、特殊なデザインにしたりと、長く受け継いでいけるようにしていたと歴史的な記録が残っています。やはり現代においても、自費出版であるからこそ本を丁寧に説明できるような、内容を踏まえた装丁にするべきでしょう。