現代っこの特徴

現代っ子の大きな特徴は、テレビゲームといった視覚的な訴えに対して、非常に敏感に反応 すること。今矯正歯科治療の現場では、その現代っ子気質にアプローチして、子供たち自身の中に「矯正治療をしたい!」という気構えを育む実践が行われています。方法はというと、初診の段階で、デジタルカメラで口の中を撮っておき、その日の説明の時に、それを画面上で大写しにして見てもらうというもの。そうすると、小さいお子さんも、それまでシゲシゲと見たことのない自分の口の中を、上下全部鏡で真上から見えるように撮った写真で見て、「歯並びがひどいなあ」とか「これじゃやっぱり治さなければ」と思うようです。矯正歯科治療の世界では、口の中の写真、正面、側面、笑い顔などの写真、歯・骨・顔のさまざまな位置関係を調べるレントゲン写真など、多くの映像が正確な診断をサポートしていますがそれらは、患者さんの動機付けの手段としても一役買っているようです。

 

ホームデンテイストとの連携関係

ホームデンテイスト(かかりつけの歯科医)との関係は、矯正歯科医とは、車の両輪として、連携して治療を行います子供、成人にかかわらず、矯正歯科治療は、専門的なアドバイスが受けられる矯正歯科専門の診療所でと思います。つまり、矯正歯科治療をする上で必要な歯を抜くことやむし歯の治療などは、一般歯科医や小児歯科医で行い、相違方が良き協力関係のもとに治療を進めてゆくのが理想的と言えます。

では実際はどうでしょうか。実地した専門医制度に関するアンケートで、ホームデンテイストがいるかどうかを尋ねたところ73%のひとが「いる」と回答しています。また、矯正歯科を受診する際に、ホームデンテイストに相談したかという質問では、さらにそのうちの66%の人が「相談した」と回答しています。おいしいレストランを見つけるのに、実際に食べた人の口コミによる紹介が有力なように、かかりつけの一般医から、信頼できる矯正歯科医を紹介してもらうのが、スムーズに矯正歯科治療を始める有効な方法であることがうかがえます。老後を迎えたとき、自分の歯が何本残っているか、その歯でかんでおいしく食事ができるかどうかが、寝たきりの問題も含めて健康に大きな影響を及ぼすといわれています。

入れ歯やブリッジといった補綴の前準備や、歯周病の予防にも矯正歯科治療は有効であり、中高年の矯正歯科治療も今後いっそう増していくと思われます。矯正歯科治療と、ホームデンテイストのもとで定期的に歯石を取ったりするこまめな歯の手入れは、健康という大道を歩む車の両輪と考えてください。