後世に伝えるということ

ある調査によれば、60~70代のグループ150人の中で、自分のおじいさんとおばあさん2人の名前を覚えているという人は10%を下回っていたという結果があったそうです。そのまま、何もせず自分史を書いて残さないでいれば、そういった人々もいずれは子孫たちから名前も他のことも忘れられてしまうように考えられてしまいます。集合住宅といった住居システムが進み、それにともなった核家族化で、居間ではテレビを見るだけなどで終わってしまい、おじいちゃん・おばあちゃんから話を直接聞く機会も次第に失われているのではないでしょうか。
自分の系譜をひとつでも書面にして残しておけば、昔の記憶やその時代にあったこともそのまま残せることでしょう。除籍簿や軍歴票、アルバム、郷土誌、学校史、所属企業の会報など、きちんと保管して見られるようにしておくことが大事だと思われます。そういったものを失ってしまえば、自分がどこで何をしていたのか、周りにはどんな人がいたのかなど、自分の存在を証明する事柄が世界から失われてしまう、大げさに言えば、自分の存在が世界から忘れられてしまうことにもつながってしまいます。